少しマイナーな作品が中心ですが、いい意味で期待を裏切ってくれる演奏ばかりです。

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クラシックのレコードを追加しました。フェラス&モンテカルロ、ドナホーニ&ウィーンフィル、若きマゼール、石川静香のチェコ盤など、少しマイナーな作品が中心ですが、いい意味で期待を裏切ってくれる演奏ばかりです。

今回の追加分に入っているコンサート・ホール・ソサエティ(以下CHS)盤がまとめて入荷しましたので、次回も追加予定です。CHSは通販専門会社として、主に 60年〜70年代に数多くのレコードを制作しました。メジャーからマイナーな演奏まで、拘りのあるクラシックの作品を手掛け、最盛期には欧米から日本まで販売網を広げました。

CHSのレコードには様々なプレス国があります。見分け方も複数ありますが、一番分かりやすいのはラベルに記されているアルファベットです。

アルファベットは下部の指揮者の両手のロゴの横にあります。こちらのラベルは「PE」になります。

このアルファベットはプレス会社の頭文字になり、下記の表のように判別できます。

オランダAH = Artone Holland 
ドイツP = Philips Phonografische Industrie or Phonodisc B.V. 
イギリスPE = Philips Records Ltd. (Philips England) 
スイスTU = Turicaphon AG 

フランス盤はアルファベット表記がありませんが、SIDE1がFACE1表記になっており簡単に判別できます。その他にもランアウトのスタンパーで見分ける方法もあり、アルファベット表記がない場合は使えます。

ヨーロッパだけでも5カ国のプレス国が存在します。音質については、今まで聴いた限りでは大きな優劣は無い印象を持っていますが、フランス盤はいわゆるクラシックレコードの初期盤で良く感じる”それ”に近い気がします。ただどのプレス国も長所があり、CHSに関しては一概にこの国のプレスが一番良いと言い切れないところがあります。このようなレーベルは意外と少ないと思います。CHSに関してはUK盤と拘らず聴かれることをお勧めします。