ジャズのレコードはアナログ全盛期から現在も根強い人気があります。音楽ファンだけでなく音質の面からオーディオファンにも長年愛されてきました。それだけにデジタルが普及した現在であっても時代に左右されることなく安定した価値がついており買取に期待が持てます。
どんなレコードが高価買取になるの？
主に「オリジナル盤」は高価買取の期待が持てます。 「オリジナル盤」とは、いわゆる最初にプレスされた原盤のことです。 例えば、米国BLUE NOTEレーベルの場合、米国で最初にプレスされたレコードのことを指します。後に他国でプレスされたレコードはオリジナル盤とは呼びません。人気の作品は、何度もプレスし直され、セカンドプレス、サードプレスと呼ばれ、基本的に価値は下がっていきます。
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どうして「オリジナル盤」が高額になるの？
「オリジナル盤」は初版という稀少性のほかに音質の面でも高く評価されています。
レコードは、盤ごとにそれぞれ音が異なり、一般的に初版が良い音とされています。理由はプレスを重ねるごと、元々のテープ自体の劣化や製造過程の変化などで音が変わってしまうことが挙げられます。そういった理由からオリジナル盤に人気が集中し高額なものが多くなります。
「オリジナル盤」以外の買取はどうなるの？
実際の買取の依頼は日本盤や再発盤が多いです。オリジナル盤は流通量が少ないので買取の相談は中々ありません。やはり流通量の多い日本盤や再発盤が中心になってきます。 ジャズは現在でもレコードで楽しむ方も多く日本盤、再発盤にも一定の需要があります。レコード買取専門店であれば国内盤や再発盤でも二束三文で買取されることはありません。日本盤は付属の帯のコレクター性、音質面の再評価によって海外の需要が高まり相場が上がってきました。ですので帯や日本語解説書が付属していると価値が大きく変わるものも多く、重要な点になります。 再発盤はオリジナル盤の生産が終わった後に、再びプレスした盤のことです。高額な買取になるものは少なくなりますが、状態が良ければ一点毎にしっかり値段が付きます。
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価値がある3つのポイント
ジャズのレコード買取でポイントとなるキーワードを大きく分けると レーベル 、 ジャンル、楽器・編成の3つです。
この3つのポイントと流通量が少なければ少ないほど需要は高まり、高価買取の期待が持てるレコードと言えます。
- レーベル
人気のレーベルには選りすぐりの演奏家、さらに録音とプレスの環境が整っているので、演奏・音質面で優れた作品、レコードが集中しています。ジャズは本場の米国レーベルはもちろんのこと、日本、ヨーロッパのレーベルも人気があります。 BLUE NOTE、PRESTIGE、RIVERSIDE、NEW JAZZ、IMPULSE、CONTEMPORARY、VERVE、SAVOY、VERVE、TBM等のレーベルは比較的人気の作品が多くあります。
その中でも特にモダン・ジャズ3大レーベルと言われる、BLUE NOTE、PRESTIGE、RIVERSIDEが人気で、 ジャズの代名詞と言えるタイトルが集中しています。 BLUE NOTEであれば、1500番台、4000番台シリーズやPRESTIGEであれば、7000番シリーズです。
- ジャンル
ジャズの中でも、モダン・ジャズ、ジャズボーカル、フリー・ジャズ、ビックバンド、スウィング/トラッド、和ジャズ、レア・グルーヴ、クロスオーバーといった様々なジャンルがあります。 ジャズの黄金期、50年代〜60年代に誕生したモダン・ジャズが人気です。先ほど述べたBLUE NOTEの1500番台などが当てはまります。他にもボーカル、和ジャズなど人気タイトルはたくさんあります。 50年代以前のビックバンド、スウィングや70年代以降のクロスオーバーは流通量が多いため高額になるケースは少ないです。
- 楽器・編成
ジャズはバンドのリーダーが中心となって演奏する曲や編成を決めます。 楽器は、サックス、トランペット、ピアノ、ドラム、ベース、トロンボーン、オルガン、ギターなど使用します。ジャズの花形である、サックス、トランペット、ピアノのリーダー作は特に人気があります。編成は、オーケストラと行った大編成よりワンホーンやピアノトリオといったシンプルな編成が好まれます。
いかがだったでしょうか。ジャズレコードは歴史も長く専門性が高いジャンルになります。今回述べた「オリジナル盤」だけでなく、輸入盤、国内盤の稀少なタイトルでも高額になるケースは多々あります。知識豊富なスタッフの丁寧な査定により、あなたの大切なレコードを高価買取いたします。ジャズのレコードを売るなら、ぜひリアリーグッドへご相談ください。
